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かいご畑hdbn

介護ヘルパー資格の取り方を初心者向けに解説

通信・通学・ハローワーク・土日コース・夜間コースどれがベスト?

 

ここでは無資格、介護職も未経験という初心者の方に向けて介護ヘルパー資格の取り方をまとめています。

 

「どのヘルパー資格から取ればいいの?」
「ヘルパー資格を取るにはどうしたらいいの?」
「どこで勉強すればいいの?」

 

などなど、わからないこともいろいろとがありますよね。

 

ここではそんな初心者にありがちなヘルパー資格の取り方に関する疑問をできる限りわかりやすく解説しています。

 

また、スクール(講座)選びで失敗しないためのポイントも解説してるのでぜひ参考にしてみてくださいね!

 

それではヘルパー資格の取得方法を見ていきましょう。

 

介護ヘルパー資格の取り方

まずは介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)から

介護ヘルパーの資格としてまず最初に目指す資格は「介護職員初任者研修」になります。

 

ホームヘルパー2級の方が聞き慣れてるかもしれませんんね。

 

介護職員初任者研修はかつてホームヘルパー2級だったものが、施設介護にも役立つ内容にリニューアルされて名称が変わったものです。

 

名称こそ変わりましたが、ホームヘルパー2級と同等の資格になります。

 

介護職員初任者研修は介護ヘルパーとして働く人の入り口となる入門資格で、

 

学歴が中卒でも、年齢が未成年でも誰でも取得できる介護資格です。

 

無資格・未経験の方はまずは介護職員初任者研修の取得を目指しましょう!
介護ヘルパー資格の取得方法
介護福祉士までの道筋が、以前はもっと複雑だったのですが、いまでは図のように初任者研修から介護福祉士まで資格取得の道筋がこのようにシンプルになりました。

 

キャリアアップを目指す方は初任者研修を取得したら次は実務者研修、そして実務経験が3年に満ちれば介護福祉士の受験資格が得られます。

 

初任者研修 → 実務者研修 → 介護福祉士

 

介護福祉士は国家資格でありながら合格率は60%~70%もある資格です。

 

介護以外の国家資格ではありえない合格率ですよね、要するに介護福祉士は今のところ誰でも頑張れば取れちゃう資格レベルなんですね。

 

それでいてお給料にも反映されやすく、働く側としてはとってもメリットが大きい資格なんです。

 

初任者研修を取った後はぜひ介護福祉士を目指して頑張りましょう!

いきなり実務者研修を取ることも可

初任者研修のワンランク上の介護ヘルパー資格に実務者研修という資格があります。

 

この実務者研修は介護福祉士を受験する時に必要になるものなんですが、

 

初任者研修を飛び越えて、いきなり実務者研修から取得する方法もあるんです。

 

初任者研修 → 実務者研修 → 介護福祉士

介護ヘルパー資格の受験資格

資格名 受験資格
介護福祉士 実務者研修の修了+3年の実務経験
実務者研修 無資格でOK

介護職員初任者研修
(旧ホームヘルパー2級)

無資格でOK

 

取得方法は初任者研修と同じく、通学+通信方式の講座へ参加して資格を取得します。

 

ただし、初任者研修に比べ、自己学習の範囲が広く、やや経験者向けの内容になっています。

 

つまり、未経験者が目指すにはちょっとハードルが高い資格なんですね。

 

勉強時間(カリキュラム)も実務者研修は450時間と長時間、初任者研修の3.5倍です。

 

また、実務者研修を先に取るからといって初任者研修を取らなくていいからお得じゃんラッキー♪

 

とは残念ながらならないんですねー

 

実務者研修には初任者研修の学習範囲がそっくりそのまま含まれた部分があって

 

初任者研修を先に取った人はその部分は免除されるからなんです。

 

つまり、学習する時間は初任者研修を先に取る方法もいきなり実務者研修を取る方法も同じって事です。
学習する時間は初任者研修を先に取る方法もいきなり実務者研修を取る方法も同じ
「わたしは介護福祉士を目指すんだ!」と強く意思が固まっているなら時間に余裕があるうちに実務者研修を一気に取ってしまうのはありかもしれません。

 

ただし、まだ目標がぼんやりしているのであればまずは初任者研修から取る方法をおすすめします。

 

もっと詳しく実務者研修と初任者研修の違いが知りたい方はこちらのページで

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の取り方

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級) 資格の取り方
ではでは、ここからは介護職員初任者研修ヘルパー資格の入門資格、「介護職員初任者研修」の取り方とについて詳しく見ていきましょう。

 

まず、介護職員初任者研修は試験に向かってガリガリ勉強するような資格ではありません

 

なので、「わたし勉強苦手なんだよなー」って人でも大丈夫!

 

試験勉強よりも1つ残らずすべての時間割(カリキュラム)をこなすこと、これが介護職員初任者研修の取得方法で大切なことです。

 

確かに修了試験はありますが、能力テストというより、確認テスト的なもので難しくないので心配しなくて大丈夫です!

 

決められたカリキュラムは130時間

介護職員初任者研修のカリキュラム表

科目 通学講習(スクーリング) 通信教育でも可 時間数(合計)
職務の理解 6H   6H
介護における尊厳の保持・自立支援 1.5H 7.5H 9H
介護の基本 3H 3H 6H
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 1.5H 7.5H 9H
介護におけるコミュニケーション技術 3H 3H 6H
老化の理解 3H 3H 6H
認知症の理解 3H 3H 6H
障がいの理解 1.5H 1.5H 3H
Ⅰ 基本知識の学習   12H 12H
Ⅱ 生活支援技術の学習 53H   53H
Ⅲ 生活支援技術演習 10H   10H
振り返り 4H   4H
合 計 通学必須 89.5H 通信でも可 40.5H 130H

参照:介護員養成研修の取扱細則について(厚労省pdf)

 

この130時間をコツコツこなしていけば問題なくあなたも介護職員初任者研修の修了者になれます。

 

介護職員初任者研修は受かるか受からないかわからない資格とは違いあらかじめゴールが決まってるので学習にも取り組みやすいと思いますよ。

 

続いて、学習方法、通学について

 

介護職員初任者研修の取得方法は学校(教室)への通学が必ず必要です。

 

スクールのHPでには「通信制」と書かれているので「通信教育で取得できる」と勘違いしてしまいそうですが、あれは、通信と通学の併用、いわゆるハイブリッド方式のことなんです。

 

誤解しやすい表現なのでもうちょっとわかりやすく紹介して欲しいですよね。

 

カリキュラムをこなすことが大事、と冒頭で紹介しましたが、

 

カリキュラムの内の3割は通信で認められている範囲があります。

 

残りの7割はかならず通学して直接講義を受ける事、と国によって決められています。

 

ヘルパー資格を取るには通学が必須

 

ご覧の通り、誰がどうあがこうと独学や通信教育だけで介護職員初任者研修は取れません

 

通学に必要な日数は15日(中には16日のスクールもあります)、この間クラスメイトと机を並べて講義を聞いたり、実習したりして介護についての知識を学びます。

 

通学の15日は続けて連日通学する必要はありません。

 

一般的なのは週に1回の曜日コース、それと週に3~4回通学の短期コースです。

 

このあたりはあなたの都合とスクールの募集状況で決めていきましょう、ということです。

 

残りの通信の部分は出された課題を自宅などで勉強し、スクールへ提出する流れで進めていきます。

 

課題の内容はスクールによって違いがありますが、穴埋め問題や、記述問題(200文字〜500文字程度)などが一般的です。

 

クラスの人数はどのスクールに通うか?だったり受講タイミングや地域で大きく変わってきます。

 

少人数制というものでだいたい5~10人程度、多いクラスだと30人を超えるクラスもあります。

 

あまりに人数が集まらなかった場合は予定が先送りになる、なんてこともあります。

 

ここまでのまとめ

・カリキュラム130時間をこなせば取れる
通学は必ず必要
クラス単位で学ぶ
曜日コースや短期コースがある

 

具体的な取り方

週に通学1回、曜日が決まったコースで取る

働きながらの介護職員初任者研修を取る方法として最もポピュラーな取得方法がこれです。

 

取得までにかかる期間は約4ヶ月、週に一回、決められた曜日に通学するコースです。

 

土曜や日曜のクラスだけでなく、月曜や火曜といった平日のクラスもあるので、土日が休みじゃない方でも受講が可能。

 

自宅学習の目安は週1通学の場合、「1週間に約2時間半」になります。

 

このくらいだったら働きながらでも無理なく進められそうじゃないですか?

 

曜日コースで注意して欲しいのは、あなたが希望する曜日のクラスがタイミングよく募集があるとは限らないこと。

 

あなたが「火曜日クラスにしようかなー」と思っていても、次回の募集は半年後、なんてことが普通にあります。

 

土曜や日曜のクラスは比較的多くありますが、平日のクラスは開催頻度が少ない傾向があるので、平日希望ならとくに早めの情報収集を心がけてください。

週に通学3、4回の短期コースで取る

取得までにかかる期間は約1ヶ月~1.5ヶ月、短期や短期集中コースと呼ばれるものです。

 

学習時間がたっぷり取れる方、現在無職で資格を取って早く働きたい方に人気のコースです。

 

短期コースで注意して欲しいのは「過密スケジュール」ではないか?という点です。

 

短期コースも他のコースと同じく通信&通学を併用したタイプがほとんどなんですね。

 

なので、通学分だけじゃなく自宅学習の部分もちゃんと勉強時間が確保できるか?ここはよく考えておく必要があります。

その他のコース

土日や月木といった週に2回のコースや、平日はぎっちり講習が詰まったコースもあるにはありますが、

 

 全体で見るとかなり講座開催数は少なくレアな存在になっています。

 

また、夜間コースは今となっては絶滅危惧種の域・・・全国的に非常に少ないので、夜間コースに期待は禁物ですよ。

研修期間の目安

通学の頻度 研修期間
週に1回のコース 約4ヶ月
週に2回のコース 約2ヶ月
週に3回のコース 約1ヶ月半
週に4回のコース 約1ヶ月

 

知っておいて欲しい5つのこと

ここまでカリキュラムの内容や学習の流れについて説明してきましたが

 

講座の選び方にはいろいろと注意点があります。

 

ここでは介護職員初任者研修の講座を選ぶ際に知っておいて欲しいポイントを5つ紹介します。

 

1.日程を自由に選べるほど募集はない

 

2.教室が遠いと大変

3.不人気スクール(講座)には要注意
4.不人気スクールは休んだ時も大変

5.就職希望なら無料で取れるサービスがある

 

それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。

1.日程を自由に選べるほど募集はない

「来月から、水曜日コースで資格を取ろう!」

 

と思っても、運良く募集があるとは限りません。

 

そんなにいつでも自由にコースが選べるほど講座って開催されてないんです。

 

なので、もし水曜日コースで取りたいと思ったら、いつ、どこのスクールで募集があるのかを調べておく必要があります。

 

一度チャンスを逃すと、次の募集は半年後、なんてことが普通にあるので情報収集はとっても大事です。

 

 

地方にお住まいの方は特に注意!田舎であればあるほど、開催される講座が顕著に少ないです。

 

そのため、講座探しは簡単ではないと覚悟してください。

 

とはいっても田舎でも取得するチャンスは必ずあります。

 

介護人材の確保は全国的な課題なので田舎だから取れないなんてことはないので安心してください。

 

覚えておいて欲しいのは年にそうそうチャンスはないですよ、ってことです。

 

チャンスを逃さないためにも思い立ったら早めの情報収集を心がけましょう。

 

しつこいようですが貴重な募集タイミングを見逃さないよう、十分に注意してくださいね!

2.教室が遠いと大変

最低でも15回は通う必要があるので教室までの距離は重要な選択ポイントになります。

 

安さだけで遠いスクールに決めてしまって失敗だった、という体験談も少なくありません。

 

実際に通うことをイメージして通いやすさも考えながら総合的に講座を判断しましょう。

 

あと、車で通学する方は駐車場の有無、無料で使えるか?もチェックしておきたいところですね。

 

日中ずっと車を止めとかないといかないので有料だと駐車場代もバカになりませんよ。

3.不人気スクール(講座)には要注意

「授業はテキスト棒読み」

 

介護職員初任者研修の講座にはこんな講師が実際にいます。

 

それでも資格は取得できますが、こんな講師では学習意欲も半減、クラスの雰囲気も最悪です。

 

できるならこういう講座で学びたくないですよね。

 

講師の質が悪いケースでよくあるのが小規模な福祉法人が従業員向けも兼ねて開催しているパターンです。

 

講師も同じ法人だと、「従業員同士の馴れ合い」が起こったり、「資格さえ取れればいい」

 

という空気が生まれてしまうようです。

 

年に1、2回しか開催してないような不人気講座はこのパターンに当てはまりやすいので注意してください。

 

こういう講座で学びたくないなら、講座を頻繁に開催しているような人気のあるスクールへ通う取り方をおすすめします。

4.不人気スクールは休んだ時も大変

体調不良や子供の発熱、急なご不幸・・・

 

いろんな事情でやむなく休まなくちゃいけないことがあるかもしれません。

 

そういった場合、他のクラスに振替えて穴埋めするのが一般的です。

 

それが、人気のないスクールだとどうでしょう、他のクラスへの振替が難しくなってしまうわけですね。

 

年に数回しかやらないような規模の小さいスクールでは、そもそも他のクラスが無いなんて事もよくあります。

 

たった1限だけ遅れた、というなら講師の先生の善意ですぐに補講してくれる場合もありますが、

 

丸1日休んでしまったとなるとなかなか補講が受けにくくその結果、資格取得時期が遅れてしまう恐れもあります。

5.就職希望なら無料で取れるサービスがある

「ヘルパー資格を取っらたすぐに介護で働きたい」

 

そういう方には無料で資格を取らせてくれるサービスを利用した取り方があります。

 

簡単に説明すると

 

「うちの系列で働いてくれるなら無料で資格を取らせてあげるよ」

 

といったものです。

 

就職の見込みがある人は無料の特待生にしてもらえたり、受講後、系列の施設へ就職したら受講料をキャッシュバックしてくれたり・・・

 

介護ヘルパーの有資格者はそれだけ人材価値があるということですね。

 

ただ、誰でも無料になるってわけではなく対応エリアや就業条件などがあります。

 

詳しくは以下のページにまとめてあるので興味のある方は読んでみてください。

まとめ

ヘルパー資格の取得方法について、全体的な概要と勘違いがありそうなポイントをご紹介してきましたが疑問は解消できたでしょうか?

 

介護職員初任者研修はお仕事をお持ちの方は曜日コースを使った取り方がありますし、主婦からの再就職や失業中の方など、時間がたっぷりある方は短期間のコースで取る方法も選択できます。

 

介護の人材は社会から益々求められています。
平成24年度から導入された介護職員処遇改善加算制度によってヘルパー資格がお給料に反映されやすくなるなど介護ヘルパーの職場環境も改善の方向へ向かっています。

 

介護職員初任者研修は難易度は低いですが社会からの需要が高く、取れば一生モノの価値ある資格です。
あなたもぜひ、介護職員初任者研修を取得して、介護ヘルパーへの第一歩をスタートしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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改名で間違いワードが続出

ホームヘルパー2級から介護職員初任者研修へと改名され「覚えにくい」「難しい」との声が多くなりました。確かに覚えづらい感は否めませんね。
ここへ訪れる方も未だにホームヘルパー2級で検索されている方やその他、間違ったワードで訪れる方が跡を絶たちません。

よく間違われるワード

介護福祉士初任者研修・介護ヘルパー2級・介護ヘルパー初任者研修・介護初任者研修・介護職初任者研修・初任者研修・・・など


実はホームヘルパー2級の時も正式名称は「訪問介護員2級養成研修課程」という少々覚えにくいものでした。呼び名は「ホームヘルパー2級」でも履歴書へ書くときはこの正式名称を記入していたわけです。


介護職員初任者研修になってからはホームヘルパー2級という呼び名そのものが無くなってしまいました。呼び名は「介護職員初任者研修」、履歴書へ書くときは正式名称の介護職員初任者研修課程(修了)と記載します。


間違いワードは情報収集の妨げになる事もあるので正しい「介護職員初任者研修」という名前を覚えておきましょう。


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