ライフサポートアドバイザー(LSA(Life Support Adviser))
ライフサポートアドバイザーとは、生活支援員とも呼ばれ、高齢者に対して、安否確認、生活相談や指導、関係機関との連絡やコミュニティづくりなどの支援を行う役割を言います。これらの業務は市区町村から委託されて行うもので、ライフサポートアドバイザーの多くは、介護福祉士やヘルパーなど、介護業務の知識や技術を持っています。
理学療法士(PT)
理学療法士(PT、りがくりょうほうし)とは、医療従事者のひとつで、リハビリテーションの専門職です。理学療法士は、病気やけがなどでからだに障害のある人、または障害の発生が予測される人に対し、座る、立つ、歩くなどの基本動作の能力の維持回復や、障害の悪化の予防のため、適切な運動療法や物理療法を用い、医学的リハビリを行います。
離床(りしょう)
離床とは、寝床から離れることをいいます。病気やけがで寝たままの状態(臥床)が続くとからだが弱り、合併症を引き起こす原因となりかねません。寝たきりにならないため、手術後や臥床状態の患者に対し、できるだけ速やかに、体位変換、座位、歩行を行い、日常生活動作の自立へ近づくような取り組みがなされています。
リハビリテーション(rehabilitation)
リハビリテーションとは、病気やけがなどの後遺症をもつ人に対し、本来あるべき状態へ回復することや社会復帰を目指して行う身体的・心理的訓練や職業指導のことをいいます。医療や介護の現場で実施されるリハビリテーションには、大きくわけて理学療法と作業療法、言語聴覚療法の3つがあり、医師の指示のもと、専門の担当者がサポートします。
流動食(りゅうどうしょく)
流動食とは、かまずに飲み込むことができる食物や、口の中ですぐに流動体になる食べ物のことを指します。流動食は、消化しやすいことから、主に乳児や病気で重体な患者の食事として用いられます。介護の現場では、消化器系の病気のほか、嚥下障害、口腔や食道の障害などの場合に重湯やくず湯、スープなどの流動食が用いられます。
老人介護支援センター(ろうじんかいごしえんせんたー)
老人介護支援センターとは、高齢者や家族からの相談に応じ、介護保険を含む福祉サービスの関係者の連絡調整を行う相談機関です。老人介護支援センターは法律上の規定名称で、通称では在宅介護支援センターと呼ばれます。老人介護支援センターは、地域包括支援センターが役割を担っている場合があるだけでなく、市区町村によってその位置づけがさまざまです。
老人休養ホーム(ろうじんきゅうようほーむ)
老人休養ホームとは、地方公共団体が設置した高齢者のための休憩・宿泊施設のことをいいます。老人休養ホームは、景勝地や温泉地などにあり、高齢者に健全な保養の場を比較的安価な料金で提供し、心身の健康の増進をはかることを目的としています。老人休養ホームの利用者は、おおむね60歳以上の者と付添人とされます。
老人ケア付住宅(ろうじんけあつきじゅうたく)
老人ケア付住宅とは、一般の賃貸住宅より高齢者が住みやすい設備を整え、高齢者が借りやすくした賃貸住宅をいいます。老人ケア付住宅はサービス付き高齢者向け住宅とも呼ばれ、都道府県単位で認可登録され、主に民間事業所などによって運営されています。介護認定のない自立した高齢者も入居でき、自宅同様の自由な生活を継続できるところが魅力です。
老人福祉施設(ろうじんふくししせつ)
老人福祉施設とは、老人福祉を行う施設の総称です。老人福祉法では、老人福祉施設を、老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人福祉センター、老人介護支援センターと定めています。この他に、一般的に「老人ホーム」と呼ばれるものとして、老人保健施設やグループホーム、シニア住宅などが挙げられます。
弄便(ろうべん)
弄便とは、便をいじる行為のことをいいます。介護の場合、手で丸めてしまったり、口にいれてしまったりする場合があります。弄便は、多くの場合遊んでいるわけでなく、便が出て不快になりどうにかしたいと思うことや、そもそも便を便と理解できていないことにより起こります。弄便は衛生的に問題であるだけでなく、繰り返し行われるため、介護者の負担も大きくなりがちです。
老老介護(ろうろうかいご)
老老介護とは、高齢者が高齢者の介護を行うことを指します。2013年の国民生活基礎調査によると、65歳以上の高齢者のみ世帯は全世帯の23.3%を占め、増加傾向にあります。老老介護には、夫婦だけでなく兄弟姉妹、親子などさまざまなケースがあり、介護疲れや家族の共倒れの危険も指摘されます。老老介護の増加に伴い、認知症の高齢者を介護する高齢者も認知症を患う「認認介護」も増加しています。
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